地下遺構

敷地の南斜面に今も残る地下室の遺構

1925年(大正14年)に、この傾斜地に半地下の基礎を作り、その上に木造モルタル2階建ての洋館風建物を建てた。この基礎の上はオープンテラス風、40名程度の宴席があった。

地下室の通路

地下室への階段は西側と東側の2ヶ所にあって、この通路でつながっている。地下室は南側に2~4室、北側に1室があり、北側の部屋は窓が無く、スタッフたちの準備室か物置であった感じ。

地下室(西側)からの景色

地下室とはいえ、南面は全室とも完全に開けたテラス窓の風情。木々が茂った今なお、木間越しに神戸の海が見える。この部屋の西壁には外への出入り口と思われる間口がある。

地下室(西側)の内部

西側の急な階段を降り切った左の暗い部分は、準備室か物置と考えられる。北部屋の前を通って、東側の部屋や階段に通じる通路がある。突き当りの壁は、東側の部屋との隔壁。この壁の奥にも、ここに見える空間とほぼ同じ、仕切れば2部屋に使える空間がある。

地下室(東側)の内部

地下室(東側)は、仕切れば2室に使える連結部屋だったかもしれない。両側とも南面は床から天井まで開けていて、東面も床から天井まで開口されて見晴らしも採光も良い。東部屋には廊下への出入口以外に、突き当りにも小さな出入口があり、そこから東階段の延長通路へて、南斜面の庭に出て行ける構造。
写真: http://tomhet.doorblog.jp/archives/43224218.html から引用)

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